総務省が8日に発表した6月の家計調査によると、2人以上の世帯が使ったお金は29万5419円で、物価変動の影響をのぞいた実質で前年6月より1.3%増えた。認証不正の影響で落ち込んでいた自動車購入の回復による押し上げ効果が引き続き大きい。一方、値上げが続く食料は実質支出が2.1%減った。
品目別では、コメへの実質支出が12.1%減った。小さな袋のものを買うなど、購入量を抑える傾向がみられるという。それでも名目支出(実際に払った金額)は75.9%増えている。
チョコレートも実質で35.1%の減少。値上がりに加え、気温が高かったことも背景にあるという。暑さの影響では、ケーキも減った。一方でアイスクリーム・シャーベットは10.9%増加。電気代(5月使用分)も増えた。5月中旬の気温が高く、冷房を使ったためではないかという。